当院では、新型コロナウイルス感染症の患者さんは1週間以上発生していませんが、乳幼児、学童を問わず、感染性胃腸炎の患者さんが多く来院されています。感染性胃腸炎は細菌性、ウイルス性、原虫(アメーバ赤痢など)等の病原体によらず、感染によって発症する胃腸炎の総称で、当院でも、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスについては、迅速抗原検査を使って10分程度でウイルス抗原の検出ができます。宮城県全体でも感染性胃腸炎は多く発生していますので、新型コロナウイルス対策と同様に、手洗いを励行しましょう。特に、ノロウイルス感染にはアルコール消毒は無効ですので、流水による手洗いが大切です。
宮城県の感染症流行状況については、こちらのサイトで公開されています。
宮城県結核・感染症情報センター 感染症発生調査事業
手洗いの正しいやり方は、厚生労働省が動画を公開しています。
ノロウイルス等の食中毒防止のための適切な手洗い(厚生労働省 YouTube動画)