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公開日:2022.07.02
小児科一般

出席停止となる感染症とその基準

タグ: 感染症小児科

当院では、コロナウイルスを疑って受診される方はここ1週間見られませんが、咽頭結膜熱(アデノウイルス感染症)や感染性胃腸炎、手足口病といった夏に多い感染症の子たちの受診が増えています。

幼児、小学生、中学生、高校生を対象として「学校保健安全法」という法律に、学校において予防すべき感染症(以下「学校感染症」)が記載されています。学校感染症の一部が「出席停止」となる感染症です。総説が以下のサイトに公開されています。

学校において予防すべき感染症の総説(日本学校保健会2018年3月版)

対象となるおもな疾患とその期間は以下のとおりです(正確な文言は上記サイトを参照)。
「〇〇した後〇日」という場合には、〇〇した日を0日として、その翌日を1日目と数えます。たとえば、月曜日に熱が下がったといったときには、火曜日が解熱後の第1日となります。

病名出席停止の基準
第一種学校感染症(エボラ出血熱など)治癒するまで
インフルエンザ発症後5日、かつ解熱後2日(幼児では3日)が経過するまで
百日咳特有の咳が消失するまで、または、5日間の適正な抗菌薬による治療が終了するまで
麻疹(はしか)解熱した後3日を経過するまで
おたふくかぜ特有の腫脹が出現した後5日間を経過、かつ全身状態が良好となるまで
風疹発疹が消失するまで
水痘(水ぼうそう)すべての発疹が痂疲化するまで
咽頭結膜熱主要症状が消失した後2日を経過するまで
結核医師が感染の恐れがないと認めるまで
髄膜炎菌性髄膜炎医師が感染の恐れがないと認めるまで
コレラ医師が感染の恐れがないと認めるまで
細菌性赤痢医師が感染の恐れがないと認めるまで
腸管出血性大腸菌感染症医師が感染の恐れがないと認めるまで
腸チフス医師が感染の恐れがないと認めるまで
パラチフス医師が感染の恐れがないと認めるまで
流行性角結膜炎医師が感染の恐れがないと認めるまで
急性出血性結膜炎医師が感染の恐れがないと認めるまで
溶連菌感染症抗菌薬使用開始後24時間を経て全身状態がよければ登校可能
ウイルス性肝炎A型・E型:肝機能正常化後登校可能
B型・C型:出席停止不要
手足口病発熱や喉頭・口腔の水疱・潰瘍を伴う急性期は出席停止、治癒期は全身状態が改善すれば登校可
伝染性紅斑発疹のみで全身状態がよければ登校可能
ヘルパンギーナ発熱や喉頭・口腔の水疱・潰瘍を伴う急性期は出席停止、治癒期は全身状態が改善すれば登校可
マイコプラズマ感染症急性期は出席停止、全身状態がよければ出席可能
感染性胃腸炎(流行性嘔吐下痢症)下痢・嘔吐症状が軽快し、全身状態が改善されれば登校可能
アタマジラミ出席可能(タオル、くし、ブラシの共用は避ける)
伝染性軟属腫出席可能(多発性発疹者はプールでのビート版の共用は避ける)
伝染性膿痂疹出席可能(プール、入浴は避ける)
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