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お知らせ

公開日:2022.06.26
乳幼児健診

こどもの睡眠

タグ: 健診生活習慣発達障害

睡眠の不足は、神経シナプスの新生や脳細胞の保護機能、セロトニンやドパミンなどの神経伝達物質の作用、睡眠覚醒リズムを作るメラトニン分泌に影響を及ぼします。特に乳幼児期には、神経細胞の構造と機能が急激に変化するため、大人の睡眠不足以上に、子どもの睡眠不足は脳の発達に悪い影響を及ぼします。睡眠不足の結果として、疲労感や日中の眠気だけでなく、抑うつ感やいらいら、感情の不安定さなどの気分の不調や、記憶力や注意・集中の困難、意思決定や問題解決の困難といった認知機能の低下、多動や衝動制御の困難といった行動の問題を起こすことが知られています。小児の平均的な睡眠時間は以下のとおりです(米国の教科書から作成)。

月齢または年齢睡眠時間
生後2か月~12か月12~13時間(個人差あり。3,4時間の昼寝を含む)
生後12か月~3才11~13時間(個人差あり。2,3時間の昼寝を含む)
3才~5才11.5~12時間(午後1回の昼寝)
6才~12才9~10時間
A Clinical Guide to Pediatric Sleep third edition 2015から作成

睡眠には、家族の生活習慣、生活環境、メディアの利用時間などが影響します。子どもたちの睡眠を整える工夫を一緒にしてまいりましょう。

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(お昼休憩/12:00~13:00を除く)