8月中旬をピークに、当クリニックで新型コロナウイルス感染症と診断される方の数は少なくなっておりましたが、10月中旬からふたたび増加しています。発熱と咽頭痛、咳、腹痛で受診される方が多いですが、熱がなく軽い咽頭痛だけで受診される方の中にも、検査で感染のわかる子がいます。自宅でのお子様の療養については、年齢やご自宅の状況によってできる対策に限りがあると思いますが、原則は、マスク(ただし2才未満では窒息の危険があるのでやめましょう)、換気、手洗いの3つで変わりません。宮城県の小児新型コロナウイルス感染症対策チームによる療養方法の案内がありますので、再度ご紹介します。
「お子さんが新型コロナウイルスに感染したら」(宮城県小児コロナウイルス感染症対策チーム)
自宅療養中にも、症状によっては再度医療機関を受診したほうがよい場合があります。熱の高さだけで判断することはありませんが、意識がぼうっとしている、繰り返し吐く、夜中ねむれないなどは、医療機関受診の目安になります。下記の国立成育医療研究センターのページも、療養中の観察ポイントと家族が感染しないために気をつけることの2つが見やすくまとまっています。
国立成育医療研究センターホームページ
新型コロナウイルスに感染したお子さんが「自宅療養」される際のポイント