すべての子どもたちが、
希望をもって生きられる
社会を目指します。

ひとりひとりの健康を
最大限に伸ばす医療を
実践します。

病気中心(disease-oriented)の医療から、病気の予防や健康の維持を目指す健康中心(health-oriented)の医療を実践します。

第一章 私たちの行動指針

• 私たちは、健康の定義を原点に戻します。健康とは「病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること(1947年WHO憲章、日本WHO協会訳)」をいいます。私たちは、健康の定義を理解し、子どもたちの肉体的な健康と同様に、精神的な健康、社会的な健康に気を配り、本人が、可能なかぎりの最高の健康状態を獲得、維持できるように、子どもたちと家族に、継続的な支援を行います。
• 私たちは、子どもたちの利益を最優先に考えます。子どもたちが健康でいられるように、家族の健康、社会的な健康に気を配り、必要な医療を提供します。
• 私たちは、健康が医療機関で完結することでないことを理解し、教育機関、福祉機関、ご家族と連携して、子どもたちなりに最高の健康状態を獲得、維持できるように医療サービスを提供します。
• 私たちは、自分の友人や家族に自信をもってすすめられる医療サービスだけを提供します。
• 私たちは、患者と家族に最良の医療サービスを提供できるように、学ぶ姿勢を大切にします。
• 私たちは、個人情報の保護を始めとしたコンプライアンス(社会で守るべきルール)を遵守し、よき医療者であることを誓います。誠実に行動し、倫理を大切にします。

第二章 健康であるときの
関係性を大切にします

• 私たちは、治療可能な疾患を見逃さず、適切なタイミングで医療サービスを提供することで、保護者から信頼される医療機関であることを目指します。
• 私たちは、子どもたちが、肉体的、精神的、社会的に健康な状態であることに、常に気を配ります。予防接種により、予防可能な病気を未然に防ぐことのできることを、保護者に積極的に伝え、理解を得る努力をします。
• 私たちは、家族と子どもたちが困難に直面した時に、安心して相談できるように、普段から、子どもたち・家族と良好な関係性を作ります。そのために、健診や予防接種などの、子どもたちが病気でないときの家族、本人との関係性を大切にします。
• その子に適した環境の構築を援助します。精神的、社会的な健康をみたすため、病気の症状だけでなく、家族、学校、友人との関係性に目を配ります。
• 子どもたちと家族が笑顔で帰宅できるように心をくばります。