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公開日:2023.04.02
予防接種

定期接種の子宮頸がんワクチンに9価ワクチンが追加されました

タグ: 子宮頸がんワクチン

令和5年4月から、小学校6年生から高校1年生の女性が対象となっている子宮頸がんワクチンの定期接種に、9価ワクチン(商品名「シルガード9」)が追加されました。シルガード9は、日本では2021年2月から任意接種として接種できましたが、2023年4月から定期接種化されたことに伴い、公費でワクチン接種ができるようになりました。シルガード9は、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7つの型の子宮頸がんウイルスの感染を予防することができます。2014年2月に米国で承認されて以降、EU、カナダ、オーストラリア等、複数の国で使用されています。

おやま小児科では、当面の間、4価ワクチン(商品名「ガーダシル」)と9価ワクチン(商品名「シルガード9」)の両方について、ご予約なしで接種できる体制を維持します。どちらを接種するかについては、ご本人、保護者と相談のうえ、決めてゆきましょう。

9価ワクチン(シルガード9)が開始されることによる注意点は以下の通りです。

  • 4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)とも、基本的な接種回数は3回、初回接種、2か月(最低1か月)あけて2回目接種、2回目から4か月(最低3か月)あけて3回目接種を行います。
  • 9価ワクチン(シルガード9)では、小学校6年生の年度から15歳の誕生日の前日までに初回接種を開始した場合に限り、少なくとも5か月あけて2回目を接種することにより、合計2回の接種で定期接種を完了することができます。ただし、初回接種と2回目接種の間隔が5か月に満たない場合には、3回目の接種が必要です。
  • 4価ワクチンで子宮頸がんワクチンを開始された方でも、2回目以降または3回目の接種を9価ワクチンに変更する(「交互接種」といいます)ことができます。
  • 1回目、または2回目で気になる症状の現れた方は、途中で接種をやめることができます。
  • キャッチアップ接種対象の方(誕生日が1997(H9)年4月2日から2007(H18)年4月1日の女性)も、9価ワクチンを選択することができます。
  • キャッチアップ接種の方も、途中から9価ワクチンに変更することができます。

厚生労働省が、9歳から15歳のお子様をお持ちの保護者の方を対象に、「シルガード9」についての最新情報を掲載しています。シルガード9の特徴に加え、安全性の評価、副反応の種類と頻度、万一の場合に備えての予防接種健康被害救済制度等についての説明があります。

厚生労働省|9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について

子宮頸がんについてや、その他の子宮頸がんワクチン(サーバリックス、ガーダシル)を含めた説明とQ&Aは以下の厚生労働省のページでご覧になれます。

厚生労働省|HPVワクチンに関するQ&A

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