岩手県でインフルエンザの流行期に入ったことが発表されています。黒川郡ではインフルエンザの流行はまだみられませんが、インフルエンザ、新型コロナウイルスともに、そのほかのかぜ症候群のウイルスよりも熱性けいれんと脳炎脳症を発症するリスクの高いことがわかっています。インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスともに感染力が強く、特に新型コロナウイルスオミクロン株の感染力はインフルエンザウイルスの3倍であることが知られていますので、学校や家庭内での感染予防には限界があります。また、現在、宮城県内の二次医療機関、三次医療機関ともに入院病床の使用率が80%を超えており、けいれんが長引いて救急車を要請しても、救急車を引き受けられる病院を探すことが難しくなっています。ですから、あらかじめ予防接種をうつことで、インフルエンザやコロナウイルスに感染した場合にも、重症化しにくくしておくことをお勧めします。