普段から当院に通院いただいている皆様へ
常日頃、おやま小児科クリニックをご利用いただきありがとうございます。おやま小児科クリニックは、皆様に続けてご来院いただいている事実をもって、日々の診療の糧としています。おやま小児科クリニックでは、これからも、医療の面から、地域の皆様が安心して子育てできるお手伝いをさせていただきたいと考えています。昨今は特に新型コロナウイルス感染症が繰り返し流行し、その対応に追われる形となっておりますが、普段の予防接種や定期健診を通して、防げる病気にはならないことが、大切な医療の役割のひとつだと考えています。また、実際にお子様の健康についてお困りの際には、適切な医療を提供することは当然として、さらに、普段からなにかと相談できる関係性のできていることが、必要な時に必要な医療をご提案するために大切だと考えています。常日頃、待ち時間が長くなってしまっていることや、医療者に余裕がないなど、至らない点が多くあると思います。引き続き改善に努めながら、皆様の健康を支えるお手伝いをさせていただきたいと考えています。
学校、福祉行政または障害のあるお子さんを育てているご家族の皆様へ
おやま小児科クリニックは、小児科医がひとり診察室で医療を行うだけではなく、行政や学校と連携しながら、継続的に子どもを支える仕組みが大切だと考えています。おやま小児科クリニックでは、診察室で具合の悪くなった子の来院を待つだけでなく、学校やご家庭、地域社会で、その子がどのような環境、関係性の中で生活しているのかを知り、皆様の知恵を合わせてその子をサポートすることが、子どもの健康を保ち、伸ばすために大切であると考えています。また、ご家族の健康が保てないときに、その子どもだけが元気で居続けることは難しく、目の前の子どもの健康を保つためには、学校と行政、ご家族の皆様が、それぞれの智恵をしぼり、協力して、子どもの健康を保つ仕組みを作ることが大切だと考えています。まだ十分な取り組みができておりませんが、クリニックの外でも、子どもの健康を支える仕組みの一部として、役割を担ってゆきたいと考えています。
これから来院を考えておられる皆様へ
おやま小児科クリニックは、身体とこころの両面から子どもとご家族をサポートできる医療を実践することで、子どもたちの健康を伸ばし、支えてゆきたいと考えています。かからないで済む病気にはかからないように、すでにかかってしまった病気があるときには、その病気が悪くならないように、または早く治りますように、障害があるときには、障害の理解と受容、適切な環境整備、時に薬物療法を通して、お子様の健康が最大限発揮できるように、皆様のお手伝いをさせていただきたいと思います。答えのない問題では、一緒に悩みながら、ご家族、お子様とともに歩みたいと考えています。お目にかかれることを楽しみにしております。
令和5年1月4日
おやま小児科クリニック
院長 小山寿文